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株式の買った値段が分からない時(5%の概算取得費)

日経平均株価が上がり、保有していた株式を売却する人も増えているかと思います。

この時、利益が出ればもちろん税金がかかります(NISA等一部非課税のものもありますが)。

では、利益の計算はどうするのかというと、簡単に言うと売った値段△買った値段です。

売った値段については分かると思うのですが、買った値段については、かなり昔の取得であったり、相続して取得したなど、分からない時があると思います。

このような時は、売った値段✖️5%を買った値段とすることができます。

参考:国税庁HP

例えば100円で売ったなら、買った値段は5円で計算するのです。

ただし、お分かりのように、この方法を使うと95%、つまり上の例でいうと95円が利益とされてしまい、かなり多額の税金になります。

そのため、この方法は最終手段と思ってください。

この概算取得費の方法を使う前に以下を検討すべきです。

• まずは証券会社に問い合わせる。10年程度なら昔の記録が残っている場合があります。
•名義書換日が分かっていて、上場株式等の市場価格が分かるものであれば、その日の終値を使うことができます。※名義書換日は株主名簿や株式異動証明書を見れば分かります。
•取得した時の手控え等があればそれを採用できる可能性もあります。

こちらのリンクで分かりやすく説明されていますので、参照ください。

いずれにしても、買った値段が分からないから申告しないというのが、一番大きなダメージになりかねないので、いずれかの方法で申告するようにご留意ください。

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